青クマの原因と6つの治し方

目の下に濃いクマがあると、顔全体が疲れた印象になり、さらには老けて見られることにもなりかねません。目のクマには大きく分けて3種類あり、青クマ、茶クマ、黒クマと呼ばれています。ちなみにそれぞれのクマによって原因、治し方、予防方法は異なります。

クマを治すためにアイクリームを塗ったりと頑張ってケアを続けているのに、「全く改善されない…」とお困りの方は、ご自身が悩んでいるものとは違うクマの対処法を実践しているのかもしれません。

今回は、目のクマの中でも一番悩んでいる女性が多いと言われている「青クマ」の治し方について詳しくお話します。

目次

青クマができる原因

目のクマができる原因は下記に詳しく書いているので、ぜひ読んでみてください。
目のクマ、種類別の原因と治し方や予防方法

青クマができる主な原因は、血行不良です。顔面にはたくさんの毛細血管が張り巡らされていますが、目の下の皮膚はとても薄いので、血行が悪いと青色が目立ちやすくなってしまいます。また睡眠不足や慢性的な肩こり、ストレスによる生活の乱れなども影響します。特に冷え性の女性は注意が必要です。

青クマの消し方、治し方について

青クマを治す方法は以下の通りです。

  • 強制的に血行を良くする
  • 水分を1日1.5〜2リットル飲む
  • マッサージにより血行を良くする
  • 肩こりを解消するためのストレッチを行う
  • 毎日6時間以上の睡眠をとる
  • 身体を冷やさない

一つずつの項目を詳しく書きます。生活に取り入れられそうなものから習慣にすることで徐々に改善されます。ぜひ実践してみてください(^^)

【治し方その1】即効性抜群の血流改善方法 顔にホットタオル

この方法は、即効性は抜群ですが、持続力が弱いので「時間がないけど今すぐ何とかしたい!」という方におすすめです。

  1. フェイスタオルを2枚用意し、濡らして、少し緩めに絞って1つはラップにくるみ、レンジで十分に温めホットタオルを作り、もう1つは氷水につける(寒い時は氷水じゃなくてもOK)
  2. 洗顔した顔にホットタオルを乗せ、冷めるまで放置する(※熱すぎると火傷や炎症になるので、ラップからタオルを取り出したら、軽くタオルを広げ、腕の内側にあてて、少し熱く感じる程度の温度に冷ましてから乗せる)
  3. ホットタオルがぬるくなってきたら外し、もう一つの冷たいタオルを顔に乗せ、ぬるくなるまで放置する(ホットタオルをもう一度作る)
  4. 2〜3を3回繰り返す

温めたり冷ましたりを繰り返すことで、強制的に血流を良くし、一時的に青クマを目立たなくしてくれます。

【治し方その2】水分を1日に1.5〜2リットル飲む

血流を良くするためには、水分を多く飲み、排出することが重要です。

普段あまり水分を飲まない方には、1日1,5〜2リットルと聞くと辛く感じるかもしれませんね。でも水分をたくさん飲んで不要なものを尿や便でどんどん排泄することで、体内の淀んだ血流がサラサラと流れやすくなるため、青クマを改善するのにとても必要なことなのです。

水分と書きましたが、お茶やコーヒー、紅茶、ジュースなどの何かが混ざったものよりも、ただの水をおすすめします。お茶やコーヒーなどの場合、体内の循環につかうために、まずは水とコーヒーに分ける濾過作業が必要になるため、時間とエネルギーを消費してしまいます。はじめから水を飲む方が効率が良いです。

ちなみに冷え性の方には、胃腸を温めるのも効果的なので、白湯か常温の水を飲むことをおすすめします。

ただ、いくら身体に良いからと言って過度に飲み過ぎると、必要なビタミンが体外に排出されてしまうので、多くても4ℓまでに留めましょう。

1日に1.5〜2リットル飲むことに慣れていない方は、こちらを参考にしてみてください。

  1. 朝起きたら、白湯を200〜250㎖飲む(大体のマグカップやコップ1杯の量)
  2. 家を出るまでに500㎖飲むと決める
  3. 職場で水を飲める方は、タンブラーなどで500㎖の水を持っていく
  4. 毎食コップ1杯の水を飲む(200〜250ミリリットル)
  5. 4までで1.8リットルは飲めるので、寝る1時間前までにコップ1杯の水または白湯を飲む

はじめは辛いかもしれないし、普段よりもお手洗いの回数が増えるので驚くかもしれませんが、1日2ℓを1ヶ月半ほど続けると、血流が改善されてくるので、青クマも気付けばマシになってきます。体内の汚いものを排出し、綺麗な水分で満たすイメージです。

これは健康にも美肌にも良い習慣なので、青クマが改善されても続けることをおすすめします。

【治し方その3】顔のマッサージで血行を良くする

目の下の血流を改善するためには、顔と首のマッサージも効果的です。

マッサージは即効性がありますが持続力が弱く、プロのエステティシャンのマッサージでも48時間と言われています。そのため、朝晩のスキンケアの際に行うことをおすすめします。

  1. 洗顔のあと、顔全体にマッサージクリームかマッサージオイルを適量なじませます
  2. 指の腹と手のひらを使い、下から上へ(口元〜おでこに向けて)、内から外へシワにならないように鏡を見ながら優しくクルクルと円を描きながらマッサージします
  3. 目元のマッサージは必ず薬指で行い、目の下の目尻から目頭に向けてクルクルと優しくマッサージし、上まぶたは目頭から目尻に向けてスッと滑らせます
  4. 3を3回繰り返す
  5. 眉頭、こめかみ、耳下腺(耳の後ろ)のツボを痛気持ち良く感じる力加減でじんわりプッシュします
  6. 耳下腺をプッシしたあと、そのまま手を離さずに鎖骨の上まで滑らせ、鎖骨下を通って脇へ向かって流します
  7. マッサージクリームかマッサージオイルを拭き取るか、ぬるま湯で洗い流した後、普段通りのスキンケアを行う

最近では、メイク前に使えて、拭き取りや洗い流しが不要なマッサージクリームやオイルもあるので、ドラッグストアなどで探してみてください。

【治し方その4】肩こりを解消するためのストレッチを行う

肩こりを解消すると、血流の滞りも改善されるので青クマが目立ちにくくなります。

  1. 後ろで両手を繋ぎ、手を伸ばした状態で上に10回持ち上げます
  2. 両肩に手を置き、前に10回、後ろに10回大きくゆっくりまわします
  3. そのまま手を離さずに、両肘をつけるように前へ、肩甲骨を狭めるように後ろへ10回
  4. 手を離し、リラックスして背筋を整えたら、首を前に倒しゆっくりと左右に5回振る
  5. 首を一度真ん中に戻し、後ろに倒しゆっくりと左右に5回振る
  6. 最後に右手で左肩を押さえ、右に首を倒し、左の首筋を10秒伸ばす(反対も同様)

1〜3で肩こりの原因と言われる肩甲骨まわりの凝りをほぐし、4〜6でリンパの流れを促すことで、肩こりと青クマの改善に繋がります。

デスクや、お手洗いなど、気付いた時に何度か行うとより効果的です。

【治し方その5】毎日6時間以上の睡眠をとる

睡眠時間が6時間以下の方は、睡眠不足です。寝ている間に、修復ホルモンが分泌され、身体の至る所の不調を改善しています。毎日の睡眠時間が6時間以下だと、修復ホルモンが分泌される前に起きてしまったり、分泌されたとしても修復途中で起きてしまうなど、いつまで経っても不調が改善されません。

また睡眠時間が6時間以下の方は、眠っている間のレム睡眠とノンレム睡眠で行われる身体のオン・オフのスイッチが上手く切り替えられないため、肉体的にも精神的にもストレスを溜める原因にもなります。

お肌の生まれ変わりにも大きく影響するので、毎日の睡眠は大切にしましょう。

とはいえ、仕事が忙しいなど睡眠時間の確保が難しい方もいますよね。そんな方は、せめて1週間でもいいので連続で十分な睡眠をとることおすすめします。(各日など飛ばし飛ばしで行うよりも、集中的に修復する方が効果的と言われています。)

【治し方その6】身体を冷やさない

血流が悪くなる原因に、冷えも関係しています。血流が悪くなっているために、手先や足先に冷えを感じます。夏は冷房で冷え、冬は外気で冷えるので、膝掛けやレッグウォーマーなどのグッズを使用しましょう。厚手のストッキングやタイツも効果的です。

また、女性は胃腸や子宮まわりも冷えやすいので、背中や下腹にカイロを貼ることもおすすめします。

 

まとめ

青クマの主な原因は血行不良なので、血流を良くすれば改善されます。

青クマの治し方は、水分量を増やして排泄を促したり、マッサージやストレッチで血行を良くしたり、十分な睡眠を取り身体と精神的なストレスを軽減させたり、身体を冷やさないように心掛けることで徐々に改善されます。

青クマは、どうしても不健康に見られてしまいがちなので、少しずつでも良いので普段の生活習慣を見直し、身体の中から健康的な綺麗を目指して頑張りましょう!

クマ,スキンケア

Posted by 林檎