おでこニキビの原因と治し方や予防法

2021年4月24日

ニキビができると、それだけでテンションが下がりますよね。

しかしおでこはターンオーバー(新陳代謝)が比較的早い箇所なので、基本的には治りやすく、痕に残りにくいと言われています。
ただし根治しないと、何度も同じところに出来てしまう箇所でもあるのです。

今回は、繰り返しおでこにニキビができるとお悩みの方に向けて、おでこにできるニキビの原因、治し方についてご説明します。

目次

おでこにニキビができる3つの原因

ニキビができる原因は、どの部分でできるニキビも同じです。
毛穴に皮脂が詰まり、そこにアクネ菌が入り込んで増殖することで炎症が起こり芯ができてニキビになります。

ニキビの炎症の進み具合で、白ニキビ、黄ニキビなど呼び方と治し方が異なるので、見分け方など詳しい内容はこちらを併せてご覧ください。

ニキビができる原因は同じですが、実はできる場所によって身体の不調箇所や生活習慣が分かったり、治し方も変わってきます。

髪の毛などの外的な刺激

髪の毛は外気に触れてホコリや菌がつきやすいので、ニキビの炎症部分に触れることで、傷口に菌が入り、さらに菌が繁殖して炎症が悪化させる原因にもなります。
また、ワックスやスプレーなどの整髪剤をよく使う方は、前髪や顔周りについた整髪剤が肌に触れたり、それが毛穴に詰まることによって炎症を起こしやすくなります。

シャンプーやリンスがお肌に合わず炎症を起こす場合や、シャンプーやリンスを洗い流す際にきちんと洗い流し切れず、シャンプーやリンスが付着したまま乾いた髪で菌が繁殖し、それがおでこに触れることで、おでこのニキビの悪化に繋がることも珍しくありません。

間違ったスキンケアによる乾燥

皮脂が毛穴が詰まるとニキビができることから、毛穴の汚れを取ろうと、スクラブが入った洗顔や、洗浄力が高い洗顔を使っていませんか?
お肌の表面を傷付けたり、皮脂を落としすぎてしまうことで、お肌の免疫力が低下しおでこのニキビを悪化させる原因にもなります。

皮脂分泌が活発なのは悪いことではありません。
お肌が乾燥した時に皮脂を分泌させることでお肌の表面に油膜を張り、これ以上水分量を減らさないように守ってくれる、身体の防衛本能の1つなのである程度は必要なのです。
乾燥すると余計に皮脂分泌が活発になってしまうので、しっかりと保湿することが大切です。

生活習慣とホルモンバランスの乱れ

生理前は、ホルモンの関係で普段よりお肌が敏感になる方が多く、少しの刺激でも炎症を引き起こす可能性大です。
また、睡眠不足や身体の不調などで免疫力が下がることでニキビができやすくなったり、ストレスによるホルモンバランスの乱れにより、おでこに過剰な皮脂分泌が起きることも考えられます。
ちなみにおでこにできるニキビは、生理不順などのホルモンバランスの乱れからできる方も多いです。
生理不順に心当たりがある方は、直接的に不妊にも繋がるので、早めに婦人科で診察してもらうことをおすすめします。

おでこのニキビの治し方

髪の毛などの外的な刺激による原因を防ぐ方法

おでこに当たる前髪

前髪を作っている場合は、前髪がおでこに当たらないようなアレンジをしたり、帰宅したら前髪を上げるなどして、なるべくおでこに当たる時間を短くする。

シャンプーやリンスはしっかり流す

ワックスやスプレーなどの整髪剤の汚れはしっかりと落とします。
そして、シャンプーやリンスの洗い流しは十分すぎるくらい行い、頭皮や髪の毛に残らないようにしましょう。
お風呂の際は、頭、身体、顔の順番で洗うと、おでこに汚れが残りにくいのでおすすめです。

ニキビを触らない

傷付くと、傷口から菌が入り新たなニキビが生まれることもあります。気になっても、とにかく触らないことが大切です。

おでこの皮脂分泌を防ぐ方法

スキンケア

ニキビができやすい方は脂性肌と認識しており、さっぱりタイプのアルコール成分配合の化粧品を使いがちです。
しかし実は乾燥から皮脂分泌が活発になっている方がほとんどなので、保湿力の高いヒアルロン酸、コラーゲン、セラミド配合の化粧品がおすすめです。

保湿力が高いことを売りにしていても、乾燥の原因になるアルコール成分と、ベタつきの原因になるオイル成分はカットしたものを選びましょう。

生活習慣の改善

睡眠をよくとる
6〜8時間の睡眠をとり、お肌を修復し、痕が残らないようにつとめましょう。

顔に当たるものを清潔にする
寝具はこまめに洗って清潔を保ちましょう。枕や布団についた皮脂と菌がお肌に付着し、ニキビができやすくなります。
手も清潔を保ち、顔に菌が付着しないように気を付けます。
また、スキンケアの際の化粧品ボトルの口などは、ニキビが触れたコットンなどが当たらないように注意しましょう。ボトル内やボトルの口で菌が繁殖してしまいます。

食生活脂っこいものを避ける
脂っこいものを好んで食べていると、皮脂分泌が活発になります。
お肉はできるだけ赤身や鶏むね肉、ささみなどを選びましょう。

サプリ
ビタビンC、ビタミンB群が摂れるものを選ぶと、新陳代謝(ターンオーバー)を活発にしてくれるので、治りが早くなったり、痕が残りにくくなります。

まとめ

おでこのニキビが出来るのは、刺激と乾燥と生活習慣の乱れが原因です。
おでこに前髪が当たらないようにしたり、お風呂で洗う順番を気を付けたり、普段のお手入れ方法や生活習慣を見直し、サプリで治りを早めるなどして、おでこのニキビを予防、改善していきましょう。